4/30 ロッジ立山連峰へ
まずは扇沢へ、今年はU井さんと立山入りである。しかも過去2回テント泊であったが、今回はほとんど旅館に近い山小屋での泊まりである。しかし、荷物はあまり減ってない。いつもならブーツは手に持って、足元はサンダルなんか履いて荷物はかなりコンパクトにするのだが、小屋泊まりのためかその辺かなりアバウトだ。
信濃大町駅まではスパーあずさ、駅から立山黒部アルペンルートの東の玄関口の扇沢までは普通のバスが走っている。そこから、トロリーバス(路面電気バス)で黒部ダムへ向かう。
去年の紅白では中島みゆきがプロジェクトXの「地上の星」をここ黒四ダムから歌ったとかで、よくある観光地なみに一日中その曲がかかっていた。ところが、この日はあまり良くなくやや小雨。この分だと上の方はまた吹雪かガスがかかって何も見えんだろうなと思いつつ、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぐ。
  
2つ目のトロリーバスを降りるとそこは標高2450mの室堂ターミナル。ここからこれから3泊4日のベース基地となるロッジ立山連峰まで歩きで1時間弱。外は案の定、ガス+プチ吹雪となっていた。ここでスキーブーツとアウターを着替え、スキーをザックにつけてツアー体制と同じ格好になって歩き出す。途中、ほとんどホワイトアウトになりながらもコース目印の竹竿沿いになんとかロッジにたどり着いた。
  
5/01 室堂〜一の越〜タンボ平・ツアー
次の日は快晴でツアー日和だ。シールで上るのはやめてスキーをザックに付けてブーツのまま標高2700Mの一の越山荘を目指す。9時には宿をでて11時前には山荘に着いた。
  
ここでザックを置いてU井さんには待っていてもらって、一人で標高3003mの御山ピークにある御山神社に向かう。途中、風が強く、ツアー歩き前提の薄手グローブではとても冷たさを止められず、風がよこられそうな岩の陰で何度も手を温めるためだけに休憩をとる。凍傷になりそうになりながらも山頂にたどり着いたが、山頂は意外と風がなく快適だった。標高2800mあたりの山稜のみ風の通り道になっていたようだ。参拝を済ませすぐに山荘へと戻る。
  
宿屋が用意してくれた弁当がすっかり冷たくなってしまったが、昼食をとってからいよいよ御山谷をスキーで降りていく。標高2500mあたりから左にトラバースして東一の越からタンボ平へ出る予定だったが、トラーバスしていくと解けてハイマツ出てしまっている。止まった地点は斜度45度はありそうな急斜面。このまま御山谷を降りることも考えたが、スキーを脱いでハイマツ帯を歩いて渡ることにする。
  
しばらくするとハイマツ帯が切れて、急斜度の雪渓が出てきたその向こうにハイマツ帯がまた見えている。ここはスキーをザックに付けたまま歩いて雪渓を渡ることにする。スリップすれば200〜300mは滑り落ちそうな箇所を一歩ゝゝ慎重に歩いて渡る。こんなハイマツ帯と雪渓を2度ほど越えてやっと東一の越に出られた。
  
東一の越からは立山ロープウェイが見渡せて、黒部ダムも遥か下方に望むことができる。しばらく休憩を取ってからロープウェイ下のタンボ平へと滑り込んでいく。ロープウェイの黒部平駅横を通過して黒部湖河畔まで林の中を降りていく。林の中はそこそこに木が密集していて降りるのに四苦八苦しながらも標高1500mの河畔沿いの遊歩道にでた。ここからは黒四ダム脇の黒部ケーブルまでまた歩きだが、もう時刻が3時半になっている。室堂の宿に帰る交通機関は動いているのか気になる。なんせここは立山黒部アルペンルートの真っ只中、観光客相手の交通手段なら4時には終了なんてこともありえる。早足でケーブルカー駅に向かうが何とか4時の便に間に合った。(ちなみに5時まではケーブルカー・ロープウェイはやってたみたい。)
  
昨日のったケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスと乗り継いで5時には室堂へ帰ってきた。さすがにGWにもなるとまだ明るい。昨日はガスで見えなかった雷鳥平のキャンプ場もよくみえる。今年のGWは連休のつながりが悪いのかテントの数もやや少なめだ。明日は下の写真にある雷鳥沢をすべることに。
 
5/02 雷鳥沢〜剣御前小屋〜雷鳥沢・ツアー
この日も快晴。宿から雷鳥沢の取りつきまで滑って移動して、ここでスキーにシールを着け登坂開始。
  
途中何度か休みながらもシールで登れるところまで登っていくうちにほとんど雷鳥沢の最上部までシールでのぼれてしまった。
  
雷鳥沢最上部には剣御前小屋があり、剣山がよく見える(下中央の写真)。
  
ここで12時過ぎまで昼食をとりつつ休憩。2年前にも雷鳥沢は滑ったが今回も同じあらされていない斜面を選択して降りていく。
 
斜度のきついところを抜けて、これからハイスピードでテレマーキングするぞっと思った地点でU井さんのスキーにトラブル発生。ビンディングがスキー板から外れてしまったのだ。ビンディングを止めていたネジがすっぽり抜けている。しょうがなくU井さんは歩いて宿に帰ってもらい。自分は一足先に滑って降りてしまいました。
この時まだ1時。宿にそのままけ帰るのにはまだ早いので、キャンプ場横にあるロープトゥが設置されたスキー場?で遊ぶことにする。結局回数券12回分も滑って3時過ぎに宿に帰った。U井さんはすでに宿に戻っていて一杯やっていい感じになっていた。こっちも一風呂浴びてからビール一缶ひかっけたが、やっぱり相当疲れが溜まったようでビール一缶ですっかり出来上がってしまった。
5/03 帰路
4日目はただ帰るだけで室堂ターミナルまでスキーブーツで歩いていく。この日も快晴でターミナル周辺は観光客でいっぱいだ。トローリーバス・ロープウェイ・ケーブルカーと乗り継いで黒四ダムへ降りていく。
  
ここでダム横に「尊きみはしらに捧ぐ」なる像(上右写真)がある。なんだか自分らS/Wエンジニアの姿がだぶって涙してしまった。ウソです。
  
黒四ダムからさらにトロリーバスで扇沢まで降り来るとそこは立山黒部アルペンルートの長野側玄関口。観光バスやらマイカーやらでごった返していて、俗世間に帰ってきた実感が沸いてきて今回の立山スキーツアーは終了した。(ってこのあとバスとJRで竜王のアパートに着くまでまだまだあるが。)
文責:KappaKawamura
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