'01/10/13 ヨセミテ訪問記 I

'01/10/13

いよいよヨセミテ国立公園にきました


 アメリカはシリコンバレー出張になってから一月たった。9/9(日)に着いて早々世界を揺るがす同時テロがあったりして慌しい日々が続く。それもそろそろ落ち着いてきたので、ムクムクと野遊び心がもたげてきた。というわけで、無謀にもヨセミテ国立公園でのキャンプを試みた。結果を先にいうと、予約なしOKのキャンプサイトは到着時に既に一杯で、後は予約が必要なところばかりでキャンプは出来なかった。しかし憧れのヨセミテは期待を裏切らなかった。


10/09 Walmart

 当然、出張ということもあってキャンプ道具は一切持ってきていない。まずは最低限の道具を揃えなければということで、Walmartに買出しにでる。Walmartは”渡米日記”にも出てきている大型ディスカウントショップだ。一通りなんでもあるが、適度なシュラフがない。しょうがなく0°〜というやつを買う。もちろんアメリカなので摂氏ではなく華氏だ。ということは-18℃〜となり完全な冬用だ。反面、テントといえば手ごろなのが、蚊帳インナー+フライシートの夏仕様だ。暑いんだか寒いんだか見当がつかん。次に、シングルのガスバーナー(コンロ)とガスランタン、これも山屋が使うような軽量小型のはない。何とか使えそうな、それでも結構ゴッイのを買う。これで準備は万端だ、...だと思う。


10/13 ヨセミテ国立公園

 7時半頃滞在先のMountain Viewのホテルを出る。いきなりH237をI880に入り損ねるが、本命のI680でリカバーできた。ここシリコンバレーは地形的には侵食されきったなだらかな地形だ。夏はほとんど雨が降らず、草木はほとんど枯れている。緑があるのはスクリンプラーのある街中だけだ。I680からI580に乗り換える、途中Livermoreの風力発電郡に出くわす。風力発電塔が数百基はある、北海道の羽幌にも風力発電塔郡があるがその何十倍も凄い。枯れた西部風な道をH120に入りさらに東へ進む、途中巨大な木材集積場があり、森林地帯の近づく気配がしてくる。

   
<I680、Livermoreの風力発電塔郡、I120、巨大な木材クレーン>

 人工思われる湖と抜けると道は一気に高度を上げて森林地帯に突入した。途中結構な渓谷の脇を抜ける。

  
<Gloveland付近、Tuolune River渓谷、Buck Meadows付近>

 出発から3時間いよいよ、Big Oak Flat Entranceに着く。ここは4ヶ所ある公園入り口の料金所の一つだ。記念にと1年間有効なYosemite Passを購入する。これで冬にも無料で公園に入れるぞ。森林の中の道(まだH120)を進む。途中やけに立ち枯れの目立つ所を通る。ここは何だろう。過去に山火事でもあったのだろうか。

   
<Yosemite Pass、公園内の道路、立ち枯れが目立つ個所>

 30分近く走るといよいよ渓谷風になってきた。渓谷沿いの道にやけに車が止まっている駐車上がある。何かピンと来て自分も車を停めると。見えた、遠くにヨセミテのシンボルのハーフドームとエルキャピタンだ。一気にテンションが上がる。

  

Merced Canyon, ついにハーフドームの姿が>

 さらに渓谷内を進んでいく。エルキャピタンが正面の絶景ポイントがある。ハーフドームも近づいてきた。知らなかったが、超有名なハーフドーム以外にも、ボールを半分にしたようなドームが結構ある。センチネルドームもその一つだ。

  

El Capitan、Half Dome、Sentinel Dome>

 エルキャピタンの存在感を堪能した後、予約なしでOKのキャンプ場SunnySide Walk-In Campgroundへ行く。ちょうど12時頃だが、もう一杯だ。結構広めの敷地に32サイトしか受け付けない。10月ならもうキャンパーもそんなにいないかと思ったら、やはりここは岩登りのメッカ。山屋がしっかりいついているのか。シリコンバレーから本気でここに泊るなら、午前中に着くしかないようだ。ちなみに10月といえ現地は結構あったかかった、早秋の装備で十分そうだ。

  
<キャンプ場裏手のColumbia Rock、Yosemite Fall 枯れていた、説明板>

 気落ちしながら、それなら他のキャンプ場へと行く前にヨセミテ観光だ。ヨセミテ観光は岩見物と滝見物だ。しかし、春〜夏なら観光説明にあるような豪快な落水が見れようもの今は秋、雨が降らない夏の後。滝は干上がってました。


 それじゃということで、公園内の別のWawonaキャンプ場へいく。ここは公園内だがヨセミテ渓谷内ではないので人も少ないかと思う。夏シーズン以外は予約も必要ないとガイドに書いてある。車で走ること1時間弱。ダメだ、ここは今はシーズンオフでキャンプサイトが半分閉鎖されている。しかも、規則が変わったのかオールシーズン予約が必要になっている。他のキャンプ場もおなじもんだろう。やはり予約なしでヨセミテ公園内でキャンプは本当の山中の山キャンプでもしないとダメだろう。

 日帰り決定で気落ちしながらも、グレイシャーポイントに向かう。どんどん高度を上げていく。車の燃料が気になる。走ること30分。途中、見晴らしのよい場所がある。おお、ハーフドームが近くに見える。遠くの公園内で山火事か煙が立っているのも見える。

  
<WashburnからのHalf Dome、Red Peak、公園内で山火事が>

 さらに進むと今度は高度を落としていく。なんだもう終わりかと思っていたら、このとき自分は知らなかった、ここグレイシャーポイントがどんな場所か。来た、見た、勝った、ってここ凄いです。ハーフドームが目の前にあります。ドーム裏手のLittle Yosemite Valleyも見て取れます。実はここセンチネルドームの頂上だったんです。もう、なんかガイドブックに出てるのそのまんまです。

 

Half Dome、Liberty capとNevada Fall(こっちも枯れます)>

 眼下は3000ft(約1000m)ぐらいの垂直の岩場の頂上です。数時間前にいた駐車場が遥か真下に見えます。ヨセミテ村も遥か小さく見えます。

  

Yosemite Valley(Half Dome下付近)、Yosemite Village、帰りのMerced River方向>

 既に時間は午後4時半、キャンプは出来なかったけど満足感いっぱいで家路に着いた。


PS. 帰り道

 帰りは来た時は別のArch Rock Entranceから出て、Merced River 沿いにルートをとった。周りは次第に暗くなっていく。7時頃ようやくH140沿いのMercedの町に着いて給油。さて、夕飯を食おうかと思って国道向かいのファミリーレストランっぽいところに入ろうとするが、車が途切れずあきらめて左折H140沿いの別の場所を探す。ここら辺から、なんか調子が狂ってくる。

 左折後にいきなり道はI99のHighwayに合流する。直ぐ分流すると思いつつも、あまりに直ぐに降り口があったため、折り損ねる。Highway沿いにMacやらの看板が見える、でもHighwayは直ぐ降りられなかった。サイドウェイを戻りつつ先ほど見えたMacを探すが、先にH140からH59への交差点が目に入る。向かいの交差点に「Jack In The Box」とかいうファーストフード店が見えるが反対側だ。あきらめてそのまま進む。なんだ、車がやけに少ないなと思ったら、袋小路だ?H59はどこ行った。戻りつつ探すがそれらしいのがない。先ほど見えたファーストフード店でハンバーガを注文する。単語が通じない、指で「これこれ、このコンボ(バリューセットってやつね)くれ」とやって何とかする。

 しがれたハンバーガで夕食すませて。H59をH140をしばらく進む。周りは真っ暗闇だ。星はきれいに見えている。土地感もなく知らない土地で一人で車を走らすのは心細い。ここアメリカは、交差点には交差する道の名は出てるが、いま自分の走っている道の標識は極端に少ない。本当にH140を走っているのか不安になる。何とかH140-H33-H152へと入ってきた。この後はH152を行けば、知ったるI101に合流できるはず。ようやく、落ち着いた。

 しかし,I101に入ってからもなんだか変だ。そんなに走ってないのに”Mountain View”やら”Silicon Creak Valley Rd"の標識が見える。まだ、San Joseなんかも通過してないのにおかしい。疲れからの幻覚か? そんな自分を落ち着かせたのは上空を通過する飛行機。高度と方向から見てSan Joseの空港に降りるらしい。まだ空港が先にあることが判って安心する。そうこうするとI280,I680やI880のJunction標識が見えてきて、ついに仮の我が家になっているホテルへ行くH237のJunctionの標識が見える、East側に入らないように注意していたが、間違って手前のMathilda通りに入る、「マチルダさーん」なんて台詞を独り言しつつ、やや遠回りにホテルに着いた。時間は夜10時、疲れた。


文責:KappaKawamura