サンタクララ滞在記(増補版)

'01/09/09〜'02/02/18

出張ベースという名の半年間の駐在の記録です。

今回、一週間前に取り合えず3月の出張ベースのアメリカ滞在が決まり、
仕事の資料以外は着替え3日分という荷物で渡米しました。
今回は現在進行形なので古いのは下の方で新しいのが上です。

('03/08/23, 今回写真整理していて長期出張後半の写真があったので滞在記に追加しました。)


'02/02/10 Winchester Mystery House

 米国長期出張ももうそろそろ終了に近づいた週末、S治夫妻とサンノゼにある Winchester Mystery House へいってきました。ここウインチェスター銃を作ったウインチェスターさんの家なんだけど、そのご夫人が変な占い(心霊術師?)とかにハマッテいて占いどおりに家を増改築し続けたおかしな家である。

 まずは家の内部をめぐる「MANSION TOUR」に参加する。家の中は説明どおり不可解なつくりのオンパレード。変なつくりの階段やら、奥行き5cm位の棚など摩訶不思議なものばかり。



 ツアーにはもうひとつ本宅周辺の説明やら家内部の裏側を見せる「Gurden Tour」というのもあってこちらにも参加してみた。外から見ても結構変なものばかり、2階に付いたドアとかね。そういえば一昔前不必要な不可解なものを「トマソン」とかいって紹介した本があったけど、ここはそんな「トマソン」だらけだね。



'02/01/19 Mystery Spotへドライブ

 この日はサンフランシスコまで買い物に出て、帰り道カルフォルニア半島?の西側つまり太平洋沿いを南下して帰ってきてみた。東側のカルフォルニア湾側は穏やかな海岸なのに対して、西側の太平洋側は結構波が高くて断崖が続く。


<断崖の続く太平洋岸、結構波もあります>

 しばらく断崖沿いの道を走っていくと、きれいな砂浜が出てくる。ここはその名もハーフムーンベイだ。サーファーも結構いる。そういえば北カルフォルニアとはいえ、カルフォルニアはカルフォルニア。サーフィンの国(州?)だもんね。


<ハーフムーンベイ、サーファー、灯台>

 サンフランシスコから3時間も走って南下するとサンタクルーズという町に着く。この町の近郊にはMystery Spotという怪しげな観光スポットがある。ここはなんと重力の作用が異常になっているという場所だ。まさに空想科学雑誌とかに載ってそうな、ていうか載っていたとこだ。懐かしさもあって立ち寄ってみる。(っていうか前から気になってたのよね)


<Mystery Spot 入り口、チケット売り場、まずは立ち位置を換えると相手の背が変わって見える>

 ガイドさんに従っていざツアースタート。まずは入り口直後にイベントが。水平な台(下左写真)に2人を立たせます。2人の立ち位置を入れ替えると。あら不思議、互いの背の高さ関係がさっきと違う(上右写真2枚)。説明によると重力が傾いているせいで、背が違って見えるんだって。確かにこれはシンプルで種も仕掛けもないようだ。


<重力が異常な小屋、皆傾いて見えますが小屋自体がかなり傾いてます>

 次に案内されたのが、これはどうやって立てたんだって傾いた小屋が。ここではまずボールを転がして見せてるが、なんだかな小屋があまりにも傾いているので目の錯覚なような。次に小屋の中に入ります。いやー床も何もかも傾いてます。目が回りそう。小屋の中では、ぶら下がるって足を離すと急に体が引っ張られて傾いたり(上左)、立つってバランスをとると他の人からは必要以上に傾いて見える台などそこそこ面白い。でもやっぱり目の錯覚なような。


<必要以上に傾いて立つ台、もうどうやって立ってるんだという小屋>

 結局、入り口での背の比べあっこのアトラクションが何の仕掛けもなくて一番不思議だった。おしまい。


'01/10/21 Cal TrainとVTA(Light Rail)に初挑戦

 今日はサンフランシスコにCal Trainで行っていようと思う。アメリカに何度か来て、今回も一ヶ月が経ったのに一度も公共交通機関には乗ったことがなかった。近くのダウンタウンの駅に向かう。ここMountain Viewのダウンタウンは通りの両側に車を停められたりしてとっても感じがいい。いつもの駐車場へ向かうと、むっ、なんか人通りが多いな。あれ、テントが建ってる。よく見ると日曜市が立ってるではないか。野菜や果物、スモークサーモンなんかが売っている。自炊してないので何も買えないが、とってもいい感じだ。パンも売っていたので、朝食にフォカッチャを買う。冷たくなってるが、スタンフォードの本屋のカフェのよりはうまい。


<MountainViewのダウンタウン、日曜市が立っていた>

 さてCalTrainだが切符は自販機で買う、Mountain ViewからSan Franciscoまでは$4だ。Weekend Passなる土日券があったらしい。週末ならこっちの方がお得だったが気付くのが遅かった。平日は結構本数があるが、日曜日は極端に本数が少ない1〜2時間に1本だ。列車が来た。Cal Trainは2階建て車両だが下階に座る。車内は思ったよりもきれいだ。ただし少し狭い。日本人が狭いと感じるなら、こっちの人には窮屈かと思う。


<Mountain Viewの駅(切符自販機だけで何もありません)、社内>

 車掌が切符を確認しに来た。自分の切符を探す、無い。やっべ−、どこ行った。車掌がとなりで、カチカチやってる。ようやく胸ポケットにあって出したら、「ポケットが一杯あって、大変だな」なんて言ってた。あれ、検札した後、席上に紙を挟んでる。ああ、検札したのをこれで目印にしてるんだ。


<San Franciscoに近づいてきた、San Franciscoの駅(かなり街外れ)>

 San Franciscoに着く。今日の目的はSF-MOMA(Museum of Modern Art)だ。10分程歩くと街中に入る。アレ、なんか行列してる。何か催しがあるのかな。今日はパスだ。


<SFMOMA、今日はなんか行列してるのでパス、なつかしのHilton>

 替わりに5年前に泊った懐かしのHiltonまで歩いてみる。今の$59のホテルと比べるとやはりやっぱりリッチだ。結局SFではタバコ2個買って帰ってきた。


<帰りは2階に、San Mateoの駅>


<Bay Meadow、←それは競馬場、Palo Altoの駅、San Joseに着いた>

 帰りはMountain Viewを過ぎて、San Joseに向かう。またIMAXに行って、Cavesを見るためだ。サンノゼの駅もダウンタウンから少し離れてる。バス使ってみようかな、なんてあれこれ迷うが、どれに乗っていいのかわからない。だって、幾つもSan Joseっていうのと他の遠いとこの地名を掲げてる。もしかして、San Joseから他に行くの? 後で判ったが、皆ダウンタウンを通ってから郊外に出るのでした。タクシーも使おうかと思うが、結局歩いてダウンタウンへ15分程かかる、トホホ。

 見終わって時刻は6時前、かろうじて明るいが、多少なってきた。帰りはVTA(Light Trainとも言うらしい)に乗ってみた。路面電車だ。これも結構いい感じ。料金は$1.25でOnedayPassが$3。車内は思ったより小奇麗だがやっぱり席が狭いぞ。途中路線を乗り変えて、Mountain Viewに着いたのは7時半ごろ。すっかり暗くなってました。


<VTAの駅、路面電車ですね、車内>


<BayPoint乗り換えです、Mountain Viewに帰って時はもう夜>


'01/10/13 Yosemite訪問

 この日は念願のヨセミテに言ってきました。その訪問記は別記します。


'01/10/07 San JoseでIMAX

 この日はStanford大の本屋とPalo Altoの街の本屋に書籍を探しに行く、あいにくPalo Altoの本屋はCupertinoに引越ししたらしい。その足でSan JoseにIMAX見に行く。IMAXは映画の一種だが、360°スクリーンで、目がクラクラする感じが好き。ダラスや日本でも何回か行っている。ここSan Joseは鮫がマスコットだ。ショーズのシャレか。美術館の前の鮫君もオシャレだ。背びれのモナリザもかなりキッチュ。


<Palo Altoのダウンタウン、San Jose(鮫がマスコット、ジョーズだからか?)>


'01/09/30 H237をひたすら東へ

 この日はやることなくって。オフィスから見える、東の山のほうへ行ってみる。ここアメリカの山は、急に上りに入るのが常のようだ。平地から道が狭くなったと思ったら、急に登り突入、峠越えたと思ったら予想以上にまだまだ奥深かった。道はなぜか山を半周する感じでSan Joseの方へ戻ってきてしまった。でも、そこからはシリコンバレーが一望できてる場所があって、しばらく見入ってしまった。道にはゴミが散らかっていて、あんまムードはないけどね。


<近くの山からのシリコンバレー、>


'01/09/25 吉野家USAへ

 この日の晩に坂本夫婦とアメリカで初めて吉野家に行きました。馴染みの橙色の看板だが、ちょっとデザインが違う。でも吉野家だ。店員はヒスパニックしゃべってるような...。で、Beef Bowel のBセットと頼むと見慣れないものが。なぜかホットサラダ(キャベツだ)が乗っている。Vegetableって書いてあったから、玉葱のことかと思ってたらこれのことか。これは牛丼じゃない。一方、坂本さんは特盛りを頼んでいる。でかい、長方形の容器にみちみちに入ってるぞ。セットゆえにソフトドリンクがついている。ダイエット・コークを頼むもこれは牛丼には合わんぞ。でも、坂本夫人のオレンジジュースよりは...どっちもどっちか。セットはケーキかカルフォルニアロール(巻き寿司)を選べる。米の上に米か! ケーキを選んだにしても変だ。恐るべし吉野家USA.。


<間違ってホットサラダが乗ってる、こっちの特盛り>


'01/09/22 バークレイとサンフランシスコ観光

 この日はS本夫妻とI880→BERKLEY→I80→San Francisicoと観光へ行きました。さて、降り口を間違えるもなんとかBerkeleyに着いて、駐車場をさがす。まっ、いいか構内に停めちゃえ。で、構内観光。さすが、Stanfordと違って、全体に勉強してますて感じ。自分の知るところではStanfordは北大みたいな感じだが、こっちは東大みたいって感じ。結構コンパクトに校舎がまとまっている。


<バークレイの美女とターミネーター、図書館、俺好みのイタズラ、どっか見たことのある時計台>

 さて、バークレイ観光を終えて車に戻ると、あれ巡回車が。やっぱ構内はやばかったか。幸い切符は切られなかったが、オッサンの目が「今回は大目にみるが、次回は切るぞ」っていていた。はい、通行書がない人は、校外のパブリックパーキング使いましょうね。なんか駐車代払う所もあったような気もするが。I80に乗ってSan Franciscoへ、Bay Bridgeを渡る。毎朝Liveカメラでは大渋滞のこの橋も休日は普通だ。昼食いにフィッシャーマンズワーフへ。クラムチャウダーを出してる出店みたいな所へ行く。味はままかな。で、せっかくだからと、ベイクルーズの観光船に乗る。ほんとはアルカトラズ島への上陸ツアーがよかったんだけど、ここは米国でも人気ツアーらしく、飛込みじゃ無理みたい。ゴールデンブリッジとアルカトラズを回る観光ツアーは1時間程だが、カルフォルニア湾って、ほんと冷たい海流が流れ込んでるみたいで、海の上は寒いのなんって。


<クラムチャウダー食った店、今日も昼寝のアザラシ、Koitタワー、フェリー甲板>

<橋と私、ゴールデンブリッジ、坂本夫婦と橋>

 アルカトラズは結構観光地化してたが、それなりの雰囲気も残してました。いつか上陸して、鉄格子越しの写真取りたいー。そういえば網走監獄博物館でそんなことしてたT○P釣り部部員いたっけか。


<アルカトラズ(ショーン・コネリー出てこーい)、Pierに戻ってきた>

 観光船はベイブリッジまでは行かづ、ピアに戻ってきた。この日はこれでおしまい。


'01/09/15 カーメル・ベントン・モントレー

 この日気晴らしに皆で、モントレー・カーメルへ行く。まずはカーメルだ。ここの白浜はほんと気持ちイイ。でも、海水は染みるほど冷たい。


<カーメルの駐車場、白砂の浜辺>


<駐車場のサイケなバン、カーメルの町並み>

 カーメルの街は、南仏はプロバンス...みたいなんだろう。俺はイメージしかよくわからん。画家がアトリエや画廊を構えているのでも有名なようだ。あれ、Y原さん買ったの? いや熱心に聞いていただけで、買ってはいなかった。えっ、次回だって?

 昼飯をカーメルで食べて、近くのワインテイスト出来るワイナリーへ。途中H68へ入るの間違えたとけど、何とか目的のワイナリーへ。販売所は2階だ。ここでY原さんのワイン知識には驚かされる。完璧です、ワインを説明してくれるお兄さんとも息合い合いで、皆にも細かく説明してくれます。でも”シャルドネ、シャルドネしてないね”って言われも、こっちはついていけなくてー、すみません。
 一通りテイストしてから自分は白ワインを一本かった。だって、自分の好きな小樽ワインに似てるんだもん。っていうか、白ワイン のフルーティな軽い(若い)のが好きなだけ。

 テイスティングで確実にグラス半杯分は皆飲んだはず。その足で、モントレーの水族館に行く。モントレーといえば巨匠スタンベックの小説の舞台になったとか、ってガイドに書いてあったけど自分は読んだことはない。しかし、シーカヤックがいたるところに置いてあるぞ。レンタルの字も見える。それだけでこの街に好感をもってしまった。
 ここの水族館は近海のスケルプつまり海藻郡を展示した始めての水族館でもあるらしい。総論的な展示ではなく、あくまでも近海をテーマにしてる。水族館のベランダからシーカヤックしてるのが見える。ムラムラとシーカヤッカー魂に火がつく。俺もいつかここを漕いでやるー。


<ワインテイストできる販売所、水族館からの眺め(シーカヤックやってる)、水族館内部>

 そんなこんなで、午後5時ごろ帰途に着く。いやー楽しかった。でも、俺以外の出張者は今日帰るハズであったが、いつ帰れることやら。

 次日の日曜に月曜の日航だか全日空だかの予約が取れたらしい。月曜、空港のチェックが厳しく、時間が掛かることを見越して、朝の6時半にホテルを発つ。皆眠そうな顔で発って行った。自分はこの日から自社以外の現地別会社で単身で勉強することになる。


'01/09/11 同時テロ


テロで被害でなくなられた方々、アメリカ人・日本人・その他の全ての方々にお悔やみを申し上げます。
アメリカは国家として傲慢なところがあると思いますが、テロリズムは許されるものではありません。
国家間という枠では戦争が始まりましたが、これも新世界秩序への序章となるのでしょうか。


 前々日にアメリカに着いてまだ時差ぼけが抜けきれない朝。眠気さましTVを付けたら。アー、高層ビル火事だ!しかもNYの世界貿易センターが、こんなことってあるの? エッ、爆発(explosion)? 何、飛行機がもう一機行方不明(airplane missing)? へッ、ペンタゴンから煙? 全ての空港閉鎖? どうなってんの。
 やばそうな雰囲気なので今日帰国予定のY原さんにTVを見るように電話をかける。よかった起きている、でもニュースは見てないようだ。Y田さんには繋がらない。もー。
 飯を食いにロビーに下りてTVを見てると。ヘッ、飛行機がビルにぶつかってるよ(30分前ってテロップが)。アー、ビルが崩れた。こんなんじゃ、会社でMTGなんて言ってられないよ。TVでCloseって出てたけど、Y原さんは取り合えずサンフランシスコ国際空港行くって言ってる。ダメなら戻ってくるって。結局、昼頃にオフィスに戻ってきた。ホテルは延長したって。

 この日は、全社員外出自粛でMTGはこの日はキャンセル。ショッピングセンターも一応店開けたけど、情勢不安で3時頃には店閉めたみたい。なんかトンでもないことになってしまった。まあ、今回の3月間+3月間の出張も決まるまで慌しかった。事実上の半年間駐在なのに着替えも3日分しかない。今回のなにかと無茶な滞在は、こうした世界的な衝撃的事件から始まった。


文責:KappaKawamura